「ソウルでは地下鉄が便利でわかりやすい」とよく聞くけれど、実際利用すると不便な面も多くあります。

階段が多くて疲れてしまった・・・



地下鉄構内が広すぎて、乗り換えに時間がかかる・・・
こんな経験はありませんか?
そこでおすすめなのがバスです。
韓国のバスはとても便利で、慣れると地下鉄よりもスムーズに移動ができ、時短になりることも!
外の景色も見ることができるので、旅の臨場感を味わうのにぴったり!
この記事では、50代の方でも安心して使えるように、韓国・ソウルでのバスの乗り方を写真やポイント付きでわかりやすく解説します。



バスに乗ったことない人もぜひチャレンジしてみて下さいね!
地下鉄?バス?韓国ソウルの交通事情を解説


韓国のソウルでは、地下鉄とバスが主な移動手段です。
どちらも交通系ICカードで簡単に利用できます。



以前紹介したWOWPASSも交通系ICカードになりますよ!


市内の移動なら1回1,200ウォン程度(約130円)と、日本に比べてとても安価です。
特にバスはソウル市内市外を網の目のように走っていて、乗り換えなしで目的地の近くまで行けることも多くあります。
地下鉄ももちろん便利なのですが、エレベーターやエスカレータが完備されていない路線も多く、50代には少し辛いことも・・・。
また、地下鉄は乗り換えの駅構内がかなり広く、歩く距離も長くなってしいまいます。
バスでの移動ができたら、時短で目的地まで到着できますよ!
韓国ソウルのバスについて
韓国ソウル バスの種類と料金体系
ソウル市内のバスは4色に分かれています。


- 🔵 青バス(幹線バス):市内と郊外をつなぐ長距離ルート
- 🟢 緑バス(支線バス):地域内を走る中・短距離バス
- 🔴 赤バス(広域バス):郊外と都心を結ぶ高速バス(長距離)
- 🟡 黄色バス(循環バス):観光地や商業地を周回
2025年現在の基本料金は以下の通り(T-moneyまたはWOWPASS使用時)
- 🔵🟢🟡バス:1,300ウォン
- 🔴バス:2,400ウォン
⚠️現金利用は原則不可です!後で解説します。
バスと地下鉄の乗り換えについて
30分以内の乗り換えが最大4回まで無料になる仕組みがあります。
日本にはないシステムでかなりお得です。
- 交通系ICカード(T-moneyカード・WOW PASSなど)の利用
- バス⇔地下鉄、バス⇔バス、地下鉄⇔バスの乗り換えが対象
- 乗車時・降車時ともに必ず端末にカードをタッチ
- 降車時に端末へタッチしてから30分以内(朝7時~夜21時)に別のバスや地下鉄に乗り換え
※夜21時~翌朝7時までは、乗り換え有効時間が1時間(60分)に延長 - 1回の移動で最大4回(計5回の乗車)まで無料乗り換えが可能



同じ路線や同じ車両(バス)に再乗車した場合は割引が適用されませんので注意してくださいね!
旅行で使える!ソウルのバスの乗り方9ステップ!


旅行で使える、乗り方、降り方、について、写真付きで詳しく解説していきますね!
ステップ1:NAVERマップで目的地を検索


- NAVERマップで目的地を検索
- 色々な交通手段が表示されるので、バスを選択
- 最適なルートを選択



私は乗り換えの少ない方法で移動することが多いです
NAVERマップの使い方はこちらの記事を参考にして下さいね!


ステップ2:バス停を探す


NAVERマップを頼りにバス停を探します。
バス停は歩道沿いだけでなく、中央分離帯の専用レーン上にもあるので注意が必要です。
目的のバスがどこに停まるかは、NAVERマップに従って確認しましょう。
ステップ3:自分が乗るバス番号を確認


バス停の掲示板で、バス番号と進行方向を確認します。
番号のみ表示しているバスと行き先も表示しているバスがあります。
ひっきりなしに来るバス停もありますので、自分の乗る番号のバスを見つけたら、乗りに行きます。
バスが自分の目の前で止まるとは限りません。
自ら乗りに行くスタイルです。
ステップ4:前方ドアから乗車・ICカードをタッチ


韓国では前のドアから乗って、運転席横の機械に交通系カードをタッチします。
もちろんWOWPASSでもOKです。
ステップ5:できれば座る(空いていれば)


韓国のバスは運転がやや荒め。立っていると揺れが激しいので、できれば座りましょう。
優先座席は空いていても座らないのがマナーです。
NAVERマップで、今はどのバス停なのかを確認しながら、車外の景色を楽しんで下さいね!
ステップ6:降りる一つ前のバス停を出たらボタンを押す


降車するバス停の一つ手前を出発したら、壁の「하차벨(降車ベル)」を押しましょう。



ここは日本と同じですね
ステップ7:降車扉付近に移動してICカードをタッチ


後ろの扉(バスの真ん中あたりの扉)から降りますので、降りる準備をします。
ここで日本のバスとの大きな違いがあります!
- バス停を到着前に席を立ち、降りる準備!
- バス停に到着前にICカードを予めタッチ!
- 扉付近で待機(手すりなどをしっかり持ちましょう!)



ICカードのタッチを忘れると次の乗り換えが有料になることもあるので注意して下さい!
韓国はせっかちな国民性です。
バス停に到着してから席を立つと降り損なってしまうこともあるので、早めに降りる準備をしましょう。
急ブレーキ等に対応できるように、しっかり手すりを持ちましょうね!
ステップ8: 無事に降車!


目的地到着です。
あとは、NAVERマップに従って、目的地まで行きましょう。



乗車から降車までがスムーズにできれば、韓国バスも怖くありません!
韓国ソウル あまり知られていないバスの注意点3選


韓国ソウルのバスには、あまり知られていないルールがあります。
ルールをしっかり把握せずに乗車すると怒られてしまうかも?
そうならないためにも、ルールをしっかり覚えておきましょう!
ルール1:バス車内での飲食物の持ち込みは注意!


ソウルの市内バスでは、飲食物の持ち込みにルールがあります。すべてが禁止というわけではありませんが、「こぼれる」「その場で食べる」タイプのものは基本NGです。
- コーヒーやジュース(ストロー付きもNG)
- テイクアウトのドリンク(タピオカ、アイスコーヒーなど)
- 屋台フード(トッポッキ、チキン、ソフトクリームなど)
- カップに入った食べ物や飲み物で、中身がこぼれやすいもの
👉 これらを持ってバスに乗ろうとすると、運転手さんに乗車を断られることもあります。
バス内で飲食していた場合は、降りるよう注意されるケースも。
- フタがしっかり閉まるペットボトル・水筒・タンブラー
- 未開封の缶ジュースやお茶
- フタ付きの弁当や、しっかり包装されたピザ・チキン
- 市場で買った野菜やお肉などの調理前の食材
📌 ポイントは「こぼれない」「開けなければ食べられない」こと。
リュックやバッグに入れておけば、気にせずバス移動ができます。
旅行中はつい飲み物を手に持って移動しがちですが、韓国ではこうしたマナーがしっかりしています。



マイボトルや蓋つきタンブラーがあると安心ですよ!
ルール2:韓国ソウルのバス、現金が使えないってホント?


韓国のバスは原則、T-moneyカードやWOWPASSなどのICカードで支払うのが一般的です。
実は、ソウルでは現金が使えない路線が増えています。
特に2021年以降、現金を受け付けない「交通カード専用バス」が登場しています。
すべてのバスが現金NGというわけではなく、1,000ウォン札や硬貨なら使える路線もあります(ただしお釣りは出ません)。
とはいえ、バスの乗車に現金を使用している方を私は一度も見かけたことがありません。



バス移動の際は交通系ICカード(WOWPASSでもOK)を用意しましょう!


ルール3:バス車内ではICカードのチャージはできません!


韓国のバスでは、T-moneyやWOWPASSなどの交通系ICカードでの支払いが基本ですが、バスの中ではチャージ(入金)ができません。
✅ チャージは事前に!
乗る前に、カードの残高をチェックしておくことが大切です。残高が足りないと、バスに乗れないこともあります。
🔋 チャージできる場所は?
- 地下鉄駅のチャージ機
- コンビニ(GS25、CU、セブンイレブン、emart24 など)
👉 基本は現金(ウォン)でチャージ。クレジットカードではチャージできないことが多いのでご注意を。
旅行中はうっかり忘れがちなので、ホテルを出る前や地下鉄に乗るついでにチャージするのがおすすめです!



WOWPASSなら残高があれば、交通系ICカードへウォンを移動できますよよ!
韓国ソウルのバス 乗り遅れた時の裏技紹介


日本で乗りたかったバスに乗り遅れてしまった場合は、諦めて次のバスをバス停で待つしかありませんよね。
韓国では、乗りたかったバスが出発してしまった時、信号待ちで止まってる時、運転席の扉を叩いて乗せて欲しいとアピールしたら、乗せてくれることがあります。
日本のように「バス停でしか乗車できない」というガチガチルールではなく、ある程度柔軟に対応してくれることが多いです。
もちろん危険も伴いますし、推奨はしませんが、「どうしても乗りたい!」という時は使える手かもしれません。



事故のないよう、自己責任でお願いします!
まとめ
韓国のバスは「難しそう」に見えますが、事前に調べて慣れてしまえばとても便利で快適な移動手段です。
特に50代の方には、階段が多い地下鉄よりおすすめ。
景色を楽しみながら、韓国の街をバスで移動してみませんか?