チムジルバンって興味はあるけど、観光客向けはちょっと…そんな風に思っていませんか?
実は、ソウルのど真ん中に“ディープな癒しスポット”があるんです!
それが「スプソク韓方ランド」です。

ローカルチムジルバンに行ってみたいけど、ちょっと怖い



韓国語わからなくても大丈夫かな?
安心して下さい!
「スプソク韓方ランド」は怖くありません。
チムジルバン初心者でも十分に楽しめます。
今回は、2025年4月に実際に訪れた時の体験レポをお届けします。
この記事を読めば、ローカルチムジルバン「スプソク韓方ランド」の楽しみ方がわかります!
初めての方でも安心して楽しめるポイントや持ち物、見どころまでバッチリ♪



スプソク韓方ランドでディープな体験を楽しんで下さいね!
ソクスプ韓方ランドでチムジルバン体験


ソクスプ韓方ランド(숲속한방랜드)を訳すと「森の中の韓国式健康ランド」です。
ソウルにあるローカル感たっぷりのチムジルバンです。
地元の人でにぎわっており、都会の真ん中とは思えない“隠れ家的癒しスポット”です。



観光客目当てのチムジルバンには行きたいくない!
こんな方にはぴったり!



日本のスーパー銭湯にはない「THE 韓国」が溢れていますよ。
スプソク韓方ランドへのアクセス・場所


最寄りは新村駅。そこから7024のバスで約15分ほどのところにあります。
ソウルのど真ん中にいきなり現れるディープスポット!!
韓方ランドの目の前にバス停があるので、迷わずに到着できますよ。
坂の下のバス停「イファ女子大学校付属高等学校」のバス停からは10分ほど坂を登れば到着します。



7024のバスがなければ、坂の下からも十分歩いて行けますよ
📍서울 서대문구 봉원사길 75-7
🏠숲속한방랜드
スプソク韓方ランド(NAVERマップ)
利用料金


私が訪問した2025年4月はチムジルバンとお風呂のセットが大人一人16,000ウォンでした。
チムジルバンを利用なしは、次の金額です。
- 大人〜中学生:10,000ウォン
- 小学生:8,000ウォン
- 小人(0歳〜未就学):6,000ウォン
持ち物リスト|これだけは忘れずに!
スプソク韓方ランドは高級チムジルバンではないので、シャンプー等はありません。
ホテルなどから持って来ましょう。
固形石鹸だけはお風呂場に備え付けられているので、利用できます。
- シャンプー・リンス
- 体を洗う用のタオル
- 洗顔フォーム
- スキンケア一式
- 着替え
- 靴下(必須!)
- 小銭と1万ウォン札5枚程度
私の体験レポ|スプソク韓方ランドの楽しみ方を徹底解説!


入館料を支払う
まずは入口で料金を支払ます。
この時、カウンターのアジュンマに



スッカマ?(炭釜:チムジルバンとお風呂のセット?)
と聞かれると思うので、



ネッ!スッカマエヨ(はい。炭釜です)
と答えて下さいね。
スッカマ(炭釜)コースを選ぶと炭釜サウナ・チムジルバンと大浴場の利用ができます。
入館料はカードが使用できます。
スッカマ代を支払ったらタオルと館内着を受け取ります。
タオルは一人につきフェイスタオル3枚もらえました。
靴を預けて更衣室へ


料金を支払ったら靴を脱いで館内に入ります。
- 下駄箱に靴を預ける
- 更衣室へ移動(女性は地下・男性は3階)



エレベーターで更衣室まで移動します
館内着に着替えて売店へ


靴箱と同じ番号のロッカーを利用します。
館内着に着替えたら1階の売店へ移動します。
私が裸足で炭釜へ向かおうとしたら、更衣室にいたアジュンマが



靴下はいてよ!やけどしちゃうよ!
と言われました。
炭釜サウナの中はかなり高温なので、靴下必須です。



夏にサンダルで行くときも、靴下をお忘れなく
売店で飲み物と食べ物を購入


多くの人がゴロゴロする休憩室の横に売店があります。
ここで飲み物や食べ物を購入します。
私が訪問した時、売店で購入したものはこちら!
- シッケ(米と麦芽で作った甘い韓国の伝統的な飲み物)
- 卵
- さつまいも
たまごはメッバンソク(맥반석)とフンジェ(훈제)の二種類があります。
- メッバンソク(맥반석)・・・石で焼いた卵
- フンジェ(훈제)・・・・・・燻製した卵
私はメッバンソク(맥반석)を購入しました。3つで2,000ウォン(約200円)でした。
炭釜でチムジルバン体験 ★楽しみ方ステップ付き★


炭釜エリアの入り口にスリッパが乱雑に置かれています。
スリッパを履いて炭釜エリアへ向かいます。
この日は猫もくつろいでいました。
楽しみ方ステップ①:さつまいもを焼く


炭釜エリアに着いたら、まずは購入したさつまいもを焼きましょう!
さつまいもは焼くのに時間がかかるので、1番に行います。
炭の入った火鉢があるので、そこにさつまいもをおきます。
- 早めに焼けるように、なるべく奥の方(網の下)に入れましょう
- 自分のさつまいもの形を覚えておきましょう
楽しみ方ステップ②:炭釜に入って汗をかく


炭釜には低温・中温・高温の3種類あります。
- 低温(미온):じ〜んわり汗が出る程度。サウナ苦手な人もOK
- 中温(중온):ちょうどいい温度感。汗もいい感じにどんどん出てきます。
- 高温(고온):「暑い」より「熱い」感覚。私は1分も入れませんでした。
炭釜の中はこんな感じです。


高温は床がかなり暑いので、靴下必須!熱ければタオルをひきましょう。
私のおすすめは中温です!程よく汗が出て、とても気持ちいいですよ!



体調に合わせて無理せず楽しんで下さいね!
楽しみ方ステップ③:シッケ・卵・さつまいもタイム


炭釜で汗をかいたあとはシッケで水分補給をしましょう。
少し小腹も空いている頃だと思います。
火鉢に入れたさつまいもにも、しっかり火が通ってほくほくに。
焼き卵も香ばしくてめちゃくちゃ美味しかった!



特別な場所で食べると、さらに美味しさが増しますよね!
楽しみ方ステップ④:炭をかき出す作業を見学


私がシッケを飲んだり焼き芋を食べたりしている時に、炭をかき出して運び出す作業が始まりました。
ソクスプ韓方ランドのチムジルバンが「炭釜」と呼ばれているのは、本当に炭が使われているからなんですね。
炭をかき出す作業なんて見たことなかったので、見入ってしまいました。
この作業が毎日行われているのか、何時頃あるのかは不明ですが、かなり見応えあります。



私が行った時は、15時〜16時頃に作業が行われていました
楽しみ方ステップ⑤:休憩スペースでのんびり


休憩スペースは炭釜のすぐ横の野外エリアと、館内エリアがあります。
炭釜で汗をかいて疲れた後は休憩スペースでごろごろしましょう。
まったりゴロ寝できる休憩スペースはローカル感たっぷり!



まったりゴロゴロ、至福の時間ですね!
最後はお風呂とでスッキリ!
休憩した後は更衣室に戻り、館内着を脱いでお風呂に入ります。
お風呂場は日本の銭湯と変わりありません。
やたら大きな水風呂がありました。



何か注意することってある?
注意事項をまとめました!
- シャンプー・リンスの備え付けはありません
- 固形石鹸だけ備え付けがあります
- 入り口でもらうタオルにバスタオルはありません
- ドライヤーは有料。200ウォンが必要



垢すりをしたいときはどうしたらいい?
垢すりをする時は以下の手順で申し込みます。
- お風呂場の入り口にいる女性に垢すりをしたい旨を伝える
- 30,000ウォンを現金で支払う
- 垢すりをしてもらう
垢すりを申し込む時に使う韓国語は


筆者は3万ウォンの現金を持っていなかったので、垢すりできませんした😭😭😭



現金も忘れずに持って行き、ツルツルお肌になって下さい
スプソク韓方ランドが向いている人!


ローカル体験が大好きな人
観光地では味わえない「ディープな韓国」を体験したい人にはぴったりの場所です。
スプソク韓方ランドは地元民に愛される昔ながらのチムジルバン。
地元のアジュンマたちと一緒に過ごす時間が楽しい!という人にはうってつけの場所です。



炭釜エリアで、アジュンマの行動を見ているだけでも楽しいですよ!
サウナやお風呂文化が好きな人
広々とした浴場、情緒たっぷりの炭釜サウナ、定番の垢すりまで。
お風呂やサウナに癒やしを感じる人は、つい長居しちゃうかもしれません。
ローカル感たっぷりなのも魅力です。
コスパ重視の旅をしたい人
アクセスも便利で、入館料もリーズナブル。
垢すりや食事メニューも良心価格なので、「節約しながら癒されたい」大人の旅行者にぴったりです。
- 入館料:16,000ウォン
- 垢すり:30,000ウォン〜
- 軽 食:10,000ウォン程度



「予算は抑えたいけど、癒しはしっかり欲しい!」こんな人向けです
スプソク韓方ランドが向いていない人…


潔癖症で清潔感に厳しい人
施設は年季が入っていて、最新設備ではありません。
清掃にはされていますが、ピカピカなスパやホテル並みの清潔感を求める方には不向きかもしれません。
⚠️ 注意ポイント:週末は少し混雑します。混雑を避けるなら平日昼間が狙い目!
サウナや暑さが苦手な人
炭釜サウナやが中心の施設なので、暑さに弱い人やサウナが苦手な人にはやや厳しいかもしれません。
外気浴もできますが、体調管理には注意が必要です。
⚠️ 注意ポイント:高温サウナはなかなかの熱さ!



サウナが苦手な人は低温サウナがおすすめです!
韓国語が全くできない&ローカル慣れしていない人
英語や日本語が通じない場面もあるので、最低限の韓国語や「なんとかなる精神」が必要です。
韓国語ゼロ&旅慣れていない人には不安が勝ってしまうかも。
- 入り口:네. 숯가마예요.(ネ。スッカマエヨ)「はい。炭釜です」
- 売 店:식혜랑 맥반석 고구마 주세요.(シッケラン メッパンソクラン コグマ ジュセヨ)
「シッケと焼き卵とさつまいも下さい」 - お風呂:지금 때밀이 해 주실 수 있어요?(チグム ッテミリ ヘ ジュシルスイッソヨ?)
「今、垢すりしていただけますか?」



主要な案内板には日本語もありますよ
まとめ:スプソク韓方ランドでディープなチムジルバン体験を!
スプソク韓方ランドは、派手さこそないものの、地元の人たちに愛される昔ながらのチムジルバン。
炭釜サウナでじんわり汗をかいて、お風呂でスッキリ。
シッケや焼き卵も極上の美味しさでした。
まさに「韓国の日常にとけこむ」ような体験ができる、心と体にやさしい癒しの空間でした。
旅行に“観光地巡りだけじゃない楽しみ”を求めている人や、リラックスできるひとときを過ごしたい人にはぴったり。
一方で、清潔感や施設の新しさを重視する人、サウナが苦手な人には少しハードルがあるかもしれません。
あなたの旅のスタイルに合うなら、ぜひ一度足を運んでみてください。
きっと、チェーンスパでは味わえない“ローカルのあたたかさ”を感じられるはずです。